受身

僕は、基本的に受身なんですよ。なんか、誰かが起こしたアクションに対する、リアクション。ある意味、ツッコミ的な。ボケに対するツッコミ。漫才なんかで言う例のね。
だけど、ツッコミって、ただ、ボケを待ってるわけじゃないでしょうね。
とりわけネタ作りのときなんか。実際、ツッコミの側がネタを書くようなコンビもけっこういるしね。そういう場合、往々にしてボケ担当の人はキャラが強くて、見た目も面白そうで、一見、ネタも作ってる風であったりする。
自分から何かしてくのが苦手なわけです僕は。典型的最近の若者です。指示待ち世代です。
まぁ、指示は待ってないけどね。
だいたい、バイトとかでも、店長とか言わなくてもわかるとこまでいちいち言うから面倒臭いよね。俺は、1聞けば、10、とは言わないけど5〜7くらいは分かるっつうの。特にその作業がはじめてやる作業じゃなければなおさら。わかんないことあったら聞くっつうのに。

その辺はあんまり受身でもない感じですね。結構、仕事自分から探したりもするしね。

でも、受身だと思いますよ。誰かが、最初にアクションしてくれた方が楽。のっかって、変な方に転がして、とかそういうの。ストレートを投げてもらえば、僕がスライダーにもフォークにもするし、場合によってはもっと速い球にもしたり遅い球にもしますよ、と。いう方が。良くないんだけどね。受身なだけじゃ。


例えば、バンドにしてもそう。他のパートが決まってからの方が良いんです。そうくるか、じゃあ、俺はこうくる。みたいな感覚で。みんなそうなのかな?
自分発信でも全然良いんだけどね。ただ、完全自分発信よりは、結果としても、他者発信の自分乗っかりの方が良いものできてる気がするんよね。
自分乗っかりっていうか、返球って言うか。リアクションなわけですよ。


その、点、「リアクション芸人」なんて呼ばれてるひとたちは、それこそ、何かハプニングとか誰かのアクションありきのリアクションなわけだからなぁ。でも、きっかけは受身的なリアクションてものだったとしても、結果として、どこから来たんだかわかんないくらいの自分発信のボケにしちゃうあたりは、さすが上島竜平。


今日は、テレビを見て、久しぶりにキャイ〜ンの天野くんツッコミ上手いなぁ、と思った。


そうだな。爆笑問題の田中なんかは完全に受身なツッコミだと思うんだけど。発信しない。ネタ作りも、テーマを決めて、太田がいっぱいボケて、それに田中がツッコんで、面白いやつをネタに採用してく・・・みたいな話前してたしな。


そうだよね。結果はどうあれ、ボケが無いとツッコメないわけだから。さまーずの三村以外は。


えー、何の話だっけ?
そう、受身の人も自分発信の人も両方いるから、世界はうまく回ってるって話でした。