「寒いわね」の裏だけど

そうそう、ラジオといえば、爆笑問題カーボーイにはびっくりしましたね。
レーティングでも無いのに久々に、「太田はこれを読んだ」と題した太田さんが最近読んだ本を薦める企画だったんですが。
最初に5つの部門に分けて紹介する、と言っておいて、2つやったところで時間いっぱいになり。

ここまでは、今までもよくある話なんですよ。この番組では。
リスナーにエピソード投稿募集しておいて、それを5、6個の部門に分けて、2、3部門しか紹介できずに、残りは次週以降に紹介します、なんてよくあったんですよ。

が、ここからが今までと違うところ、
田中「じゃあ続きは、配信でやりましょう」

ん？配信？他の番組では、読みきれなかった投稿をポッドキャストで紹介するなんてよくある話だけど、
この番組はポッドキャストは本放送からの抜粋だしなぁ。
こんな企画に限ってポッドキャスト録りおろすのか！？

なんて思ってたら。
有料配信なんですよ！

いや、これ自体は、冷静に考えても、この時代、悪い提案では無いと思うんです。
聞きたいやつが聞きたいものに金を払って聞く。
やる側も、ラジオ放送よりはある程度自由に語れる。
コサキン終了して有料配信でもいいから続けてくれ、と願っているファンはたくさんいるし、僕もその一人ですし。

JUNKはどっち派以外一通り聴いてるから、例の「JUNK座談会」も当然、ちゃんとお金払って聴いたし。

ただ、今回のカーボーイの凄いと思うところは、放送で紹介できなかった太田の図書紹介を、3部門、"各部門ごとに105円で配信"、ってとこだと思うんです。

いや、放送にのった、日本文学部門での三島由紀夫「金閣寺」と外国文学部門のスタインベック「エデンの東」の話は、どっちも有名作だけども、俺は恥ずかしながら未読だし、まぁ、でも面白く聞けたけども。

しかし、「1部門105円」は、なんだか驚いてしまったなぁ。
率直な感想として。
1本何分あるのかは知らないけども、さすがにこの企画で1部門105円は、俺は、そこまでして聞こうとは思わないなぁ。

TBSのサイトと、タイタンのサイトでやっていて、タイタンの方では、タイタンライブの模様を有料配信、ってのもやってて、こっちはまだ分かるんだけど。
まぁ、こっちも俺にしてみれば、ではあるけど、高いと思うけど。
今どきその値段ってDVD買えるからねぇ。まぁ、そう思うと適正なのか？
ストリーミング配信で視聴する時間帯によって料金を変えてるってのもちょっと驚いたけど。
これはあることなのかしら。

う〜ん、これからもラジオ界（だけじゃあなくて社会的にだろうけど）は厳しい時代だから、こういうのは増えてくかも知れないしね。

しかし、この、普通に聞いてたら5分の2を聞いて、それなりに引き込まれたところで、残りは有料！っていうのって、有料配信やる側としては結構上手いやり方なのかもね。
その母数の5ってのを予め提示しておくってのも含めて。

ちょっとズレるけど、DS版DQ5のマジコン対策でオープニングの船がいつまで経っても港に着かない、ってのがあったらしくて、その話題で盛り上がってたときに、もっといいとこまで行って、例えばDQ5なら、石になったまま、いつまでも子供が助けに来ない、みたいな方がより、不法コピーに手を出したやつが、どうにかちゃんとした製品を買うんじゃあないか、なんて笑い話をしてたけども。
もう、それに近い感じだな。

話を戻して。
先に、全部で5個あります、と。
そういうのだって、生放送じゃあないんだから、どうにでもできるし、予め、太田の話は長くなるし、2本しかいかないのは織り込み済みだろ。
だから、あえて、先に「5部門だ」っていうのは、有料配信を聞きたくさせるための作戦なんだろうな。
演出と言うべきか。

まぁ、太田信者のみなさんは聞くんでしょうしね。良いことです。
僕は、カーボーイは最近また面白くなってきたと思ってるし、全然アンチとかではないんですがね。
これは聞かない、と。そういう話。