健康の話
健康大事だよねー
で、個人的な好みも多分に含んだ話だけど(って全部そうだけど)、「消費者の手元で再生されるまで一度も実際には空気を振動させてない音」って不健康だなぁ、と思うわけですよ。
平たく言うとシンセの音とか打ち込みの音とか。特にソフトシンセ。
それらが嫌いかと言うと全然そんなこともなくて自分でも色々持ってるし使ったりもするんだけど。
ラインで録ったギターやベースだってこの中に入るしねぇ。
んだけどもやっぱりそんな気がするなぁ。不健康だわ。
完成した音楽に何かひとつは実際に空気が振動した「音」が入ってないと嫌かなぁー、という気がして。
ただ、ここで言う「不健康」ってのが=嫌い、とかダメ、とかでは全然無いと。
逆に、それくらい不健康な音でないとああいったダンスミュージックはできないのかなぁとも思うし。
とか考えてたんだけど、ちょっとここで思ったんですが、俺は以前からダンスミュージックといわれる音楽に些か懐疑的でして。それで、その理由がこの辺にあるのかなぁー、と。
で、えっとつまり何が言いたいかと言うと、今回一番言いたいのは、所謂ダンスミュージックは「踊るための音楽」ではなくて「踊らせるための音楽」なのだなぁーということですよ。
そんなん当たり前だとか言わないでくださいよ。
そもそもあまりに機能性に特化しすぎた音楽ってのがちょっと嫌だと思ったり、まぁ一番は単純に聞いてるだけじゃ楽しみきれないからで。
ダンスミュージックは踊らされないとその本当の良さは分からないんじゃないかと。
いや、それも実は真理ではなくて、一番ダンスミュージックを理解し、楽しめるのは「踊らせ」たときなんだと思うわけですよね。
んで健康/不健康の話。
あんだけ強迫的に人を踊らせるためにはある程度不健康なものを使わざるを得ないのかな、と。そういうつながりでございました。
そう、ダンスミュージック好きじゃないっぽい理由のもう一個はこれだわ。なんか押し付けがましいんだわな。あまりに「踊らせたい」がために「踊れ踊れ」という強迫観念が強いものが比較的多い気がする。
っつてもダンスミュージックあんま聞いてないわ。
自分があまりに不健康だからせめて音楽は健康的なものを聴きたいなぁ。
まぁまぁ、こんなこと言ってられる状況は結構健康だってことなんですけれども。
まぁつまりはあれだ、佐野康夫さんのドラムかっけー!って話。