孝行したいときに

まぁ、僕の両親は幸い元気そうで良いんですが。


最近、また、と言うかなんと言うか俺内PIERROTブームなのです。
ブームと言うかなんと言うか。
ピエロ自体は高校の頃から好きなバンドだったんですが。
ここ数年けっこうピエロ離れが進んでいて。
で、半年前くらいだっけ?にちょっと再燃があり。
で、今またなんですが。
今はもうピエロは解散しているという。


そもそも、もうあんまり追ってなかったから、解散したって言うのを発表の2ヵ月後くらいに知りーの。
ラストシングルはまだ出てなかったんで、それは慌てて買いーの。
で、事実上のラストアルバムになった一昨年末の『FREEZE』アルバムも中古で買いーの。
で、MDでしか手元になかった過去のアルバムを久々に聴きーの。
今まであまり好きじゃないと思ってた『HEAVEN』アルバムにまたハマリーの。


嫁ぎませんよ。


で、ね。
そもそも、今の俺のピエロブームは先月、新宿LOFTにneafのライブを見に行ったときに、LOFTのフリーペーパー「Rooftop」にLOFT代表の平野悠氏とキリト氏(元ピエロのヴォーカルですよ。念のため)の対談が載ってて、そっからなんですけど。
多くの人がそう思うように僕にしてみてもLOFTでピエロの話が出るのも意外で。
正確には解散後のソロのキリトですが。
で、これがネットでも読めるんで興味のある方は


参考:[ROOF TOP 2006 JULY キリト×平野悠対談]


で。これ読んで「ラストレター」聴きなおしたりしてるうちにですよ。


僕がどうして最初にピエロを聞いたのかは全然覚えてないんですが。
たしかCDってものを買い始めて(僕が始めてCDを買ったのは中2のときなんですが)けっこう最初の頃だった気がします。
地元のヨーカドーに入ってる新星堂でまだメジャー1stアルバム『FINALE』(1999年7/7発売)が出る前で、『CELLULOID』を買ったんだったかな。たしか。
高1のときに『FINALE』が出て、友達と盛り上がってた記憶もあります。
で、その年の僕の誕生日にシングル『CREATURE』が出て。その日にはネット配信のライブもあって、自分の誕生日にも関わらず当時ものすごく遅い回線速度だった我が家のパソコンの前でほとんど画像が何だかわからないのを見てた気がします。
WOWOWでも放映されてて、それをWOWOWが映る友人に録ってもらって後日見たときに「あ〜、こんなんだったんだぁ」って自分が見てたのとの違いに愕然としました。


でも、高校入った辺りから徐々に僕の好みが洋楽HR/HMへとシフトしだし。
そのシングル『CREATURE』以降は全然買ってなかったんです。
それに、テレビでその後のシングルとかかかってても今ひとつピンとこなかった。
『FINALE』のときは全曲捨て曲ない、くらいのことを思ってたのに。


で、時代は進み、2002年に大学入学後、CDレンタルショップで、久しぶりに聴いてみるか、と
『PRIVATE ENEMY』と『HEAVEN』を借りまして。そのとき『HEAVEN』はわりと出たばっかり(と言ってもレンタルが開始されるくらいは経ってる)だったはずです。『HEAVEN』は初の佐久間プロデュースってことで期待半分不安半分だったんですが。
当時の僕としてはなんかすごくポップ過ぎる、って気がしちゃったんですよ。
もうちょっと毒気みたいなもんがあるだろう、と。
それで、その後も『PRIVATE ENEMY』はたまにMDを引っ張り出してきて聴いたりもしたんですけど、『HEAVEN』は全然聴かなかった。


それがこんなに良いアルバムだとは。
このメジャー1st〜3rdアルバムは所謂「三部作」的な感じで、ひとつのストーリーとして繋がってるんですよ。
それに、この世界観はインディーズの頃からあるもので。
これが『FINALE』アルバムの1曲目、「FINALE」から始まって、『HEAVEN』の(ボーナストラックを除く)最終曲「BIRTHDAY」で終わるっていう。
で、半年くらい前のピエロ再燃のときに、その後のアルバム『ID ATTACK』を聴いたんですが、これが全然違って。
これもあとで聴いたら良いのかもしれないんですが。
でもその後で、事実上ラストの『FREEZE』もそうなんですが、けっこう音も歌詞もストレートになってきてる感じなんですね。
もうちょっとロマンチックでも良いんじゃないかと思えてしまう。
ライブのノリは楽しいでしょうけど。
特にアイジのギターがストレート&ヘヴィに傾倒しつつある感じなんですな。
でも、『FREEZE』はけっこう良いアルバムです。
最初聴いたときはピエロのイメージよりヘヴィ過ぎるかとも思ったんですが。案外そうでもないし。すごくキャッチーだし。
歌詞はやっぱり(特にシングル曲において顕著なんだけど)ストレートにはなってるんだけど。
ストレートと言うか、先述した対談でキリト本人も言ってる「トラップ」とかがあまりに分かりやすくなってるんだと思う。
そうしないと今は伝わらないのかも知れませんけどね。


まぁ、しかし、音のヘヴィさっていう観点で言えば、もともとピエロはけっこうヘヴィではあったんですよね。
メジャーデビュー辺りでちょっとポップになった感はあるんだけど。
ただ、インディー時代の「ヘヴィさ」と『ID ATTACK』以降の「ヘヴィさ」は異質のもので。
勿論、時代性も多分にあるんだけど。後者の方が所謂モダンヘヴィネス寄りな。僕の好きではない「ヘヴィさ」なんですね。


で、だ。
なんで今日これを書いてるかと言うと。
今日、ちょっと立ち寄った本屋で読んだ『FOOL'S MATE』にキリトのインタヴューが載ってて。
そこでキリトは「『HEAVEN』までで解散しててもよかった」的なこととか「その後の2枚のアルバム(『ID ATTACK』と『FREEZE』)も大事だけど、ある意味実験的で、力技で切り開いた感じだった」とか言ってて。
まさに聴いてるこっちが感じてるのと同じようなことだった。
参考:[FOOL'S MATE]

そして、今後についてもちらっと話してたんだけども。
どうやらこの人はまたバンドをやるんじゃあないかと。
それも、希望的観測も含めて言わせてもらえばTAKEOも一緒にやりそうな感じするし。
なんならKOHTAも一緒にやれば良いのに。なんて思います。


いや、まったくどうなるか分かんないですけど。


一方、キリト側にはバンド解散の「原因」とされてるところのギタリスト2人はそれぞれ新バンドが動き出し。
潤はなんと、元ラクリマのKOJIと一緒にやるんですね。
一説にはKOJIはこのためにラクリマ抜けたとか。インストやりたかったんじゃあないのかなぁ。
僕としては、ラクリマもピエロも好きだったのでちょっとだけ期待してます。
公式サイトの素顔で普通のシャツの潤氏は普通のしゃくれたお兄ちゃんです。
参考:[ALvino OFFICIAL SITE]


で、もう一人のアイジ改めAijiは、こんなんやるみたいです。
参考:[LM.C OFFICIAL WEB SITE]
相方さんは雅のうしろで弾いてた人みたいです。良く知りませんが。


そもそも、僕はヴィジュアル系好きだった的な話もしますが、
MALICE MIZERとPIERROTとラクリマ以外はそんなに知りませんよ。
全然ヴィジュアル系に興味なかった人に比べればよっぽど知ってますけど。
これ以外でCD持ってるヴィジュアル系って、母が買ってきたSHAZNA(再結成ですね)の1stとか
わざと、「VISUAL SUPER HARD」と自称してたsexMACHINEGUNSとか、
まぁ、一応、元祖ってことで入れとくとX JAPANとか(それもシングルコレクションだけですが)くらいじゃあないですか?


ところで、一緒に某B!誌も立ち読みしてきたんですが、ブラガが新譜出すんですね。
あとスレイヤーの新譜ちょっと欲しい。
でも全曲フルで試聴できますけどね。
参考:[http://www.myspace.com/slayer]