Blessed By A Broken Heart

改めまして、昨日書こうかと思ったこいつらについて。
Blessed By A Broken Heart、略してBBABHです。


いやぁ〜、久々に最高に良いバカですよ!このバンドは。


とりあえず、ご存知無い方はMySpaceの方で曲聴けるんでどうぞ。


http://jp.myspace.com/blessedbyabrokenheart


この6曲を聴けば、このバンドがどんなバンドか分かる!
けど、1曲だけ聴いてもう1曲聴くと余計分からなくなる!
時間無い人も 2."She Wolf" と 5."Move Your Body" の2曲を2分づつくらいで良いから聴いてみて欲しい。


なんなんでしょうね?この音。
スクリーモだとかメタルコア*1でもあり、でもなく、
商業ロックのようで、商業ロックでない、
ユーロビートのようで、ユーロビートでない、
80年代メタルのようで、80年代メタルでない、
それは何かとたずねたら、
あ、BBABH、BBABH、BBABH!


ってことで。


「21世紀の80年代メタル」
「METAL+EUROBEAT
「超ハイブリッド雑食メタル」
CHILDREN OF BODOMENTER SHIKARIのキーボードとユーロビート系のヴォーカルが入ってツイン・ヴォーカル体制になった(実際はヴォーカルは1人ですが)」
「グラムコア」
「アゲアゲメタル」
などなど…


あげたらきりが無いくらいに様々な形容をされるそのサウンド


実際、ギタリストのシュレッド・ショーンもインタビューの中で、
「僕等の音楽は“キルスウィッチ・エンゲイジ+レーサーX+ジャーニー+ヴァン・ヘイレン+エレクトロ・ミュージック&シュレッド・ギター”ってとこかな(笑)」と語ってるくらいです。


いろいろありすぎて、逆にどのファン層からも敬遠されるんじゃないか、なんて言われたりもしますが。
もう、ね。何しろサビが急激にキャッチーなのが良い!
そして楽しい。これはライヴは絶対シングアロングですよ。
ギターも速いぞー!
ヴォーカルもなんかわかんないけど色々出来るし。
「To Be Young」歌ってた人がスクリームするとは普通思わないw


で、僕はこのバンドをかのYGことYOUNG GUITAR誌(2008年11月号)でリード・ギタリストのシュレッド・ショーンのインタビューを読んで知ったんですが。
まず、こいつ。名前がすごい。
当然芸名だろうけど、「シュレッド・ショーン」って、日本で言ったら「速弾き四郎」って名乗ってるようなもんですよw
で、ご多分に漏れずこの男、大のシュレッド・ギター*2ファンで。
更に現代っ子なのが、バンド加入の経緯が、MySpace経由だっていう。
このMySpaceで彼が名乗っていたのが「Guitars From Marz」(ちなみに、こちら http://www.myspace.com/guitarsfrommarz です)。
ピンと来た方もいるでしょうか。
これはポール・ギルバートが96年に出した教則ビデオのタイトルなんですね。
なんでもこの男、BBABHに加入するまでちゃんとしたバンドをやったことはなく、ギター・レッスンを受けたり、教則ビデオを見まくったりしていたって言うから凄い。


インタビュー内でも「YGはずっと知っていて読んだこともある」と語っていた通り、MySpaceでの日記にもしっかりと、嬉しそうにYGに載ったことを報告する記述が。
日記中にはリンクが貼られており、そこには該当ページ(小さく目次と、メタリカが飾った表紙も)のキャプチャーがあり、更にそこに直筆で、どうやら気に入ったらしい雑誌記事中の見出し「Can't Stop The Movin' & Shreddin'!!」とともに、「Shred Sean & BBABH in the November 2008 issue of Japan's legendary Young Guitar magazine!」の書き込み。
legendaryってw


そして、その日の日記の「現在聴いている音楽」の項にはLOUDNESSの『Thunder In The East』が!!!
本の雑誌の事を書いたのだから、日本のバンドを選んだんだろう。
彼が尊敬するであろうポール・ギルバートもLOUDNESS大好きだし、彼も好きなのかもしれないな。
当然、日本のロックバンドで初めてビルボード100位に入った(74位)アルバムなくらいだから、日本大好きなポールだけじゃあなくて、世界各地でHR/HMファンが聴いたアルバムなんだけども。
まぁ、彼らギタリストは高崎に目が行くだろうけど、それでも、確かに、樋口さんのドラムを聴いてるんです。


そうして、また樋口さんのことに繋がるという奇妙な流れ。
今日、このエントリ書こうとしてショーンのMySpace見るまでは全然知らなかったのに。


いやはや、やはり樋口宗孝、偉大なり。

*1:実際、自主制作盤の前作はそんな感じだったらしい

*2:まぁ、"速弾き"って訳してもらっておおむね問題ないと思います