スイッチは多いほど偉いのだ。

と、言うくらいにギターだとかエフェクターだとか、スイッチがいっぱいあるものが好きです。
言わば、「スイッチ萌え」的な感覚かなぁ。


だから、ブライアン・メイモデルなんて中々に楽しい。
はっきり言って、ライブで色々切り替えるのには全然向いてないんだけれども。


で、こないだのギターの記事のコメントで、ピックアップセレクタはどうなってるの?
ってコメントを頂いたので。折角なので書きます。
って、ギターが出来て嬉しくてしょうがないから、筆も走るんです。
実際はキーボード打ってるんですが。





これが、前回ものっけたコントロール部の写真。
左がネック側で、右がブリッジ側ね。念のため。


で、これが写真左から、
マスターヴォリューム、PUスイッチその1(2WAY)、スイッチその2(3WAY)、マスタートーン、PUセレクタ(3WAY) です。


で、このヴォリュームとトーンを除いた3つのスイッチ/セレクタは全部PUの切り替えなんです。
簡単に言うと、こちら
神田商会|Music Man|Steve Morse|Control Function
このピックアップ配列のモデルになってるSteve Morseの現在のモデルのコントロール説明図です。


これの“3WAY SW”“3WAY LEVER SW”“2WAY SW”と一緒です。
でも、ちょっと分かりづらいですよね。


簡単に言いますと、一番右側の所謂PUセレクタが一番普通のセレクタで、これで、右から順に、リア(L-500)・フロント(SH-1n)、リア寄りシングル(L-280TN)を選びます。
これは順番は違いますが、普通のハーフトーンが無い*13WAYのPUセレクタと同じですね。
他の2つのスイッチがOFFのときは、単純にこの3WAYの3つのポジションで、3つのPUをセレクトするだけですね。


次に、一番左、ヴォリュームの隣の2WAYスイッチで、これは、先ほどのセレクタがどの位置だろうと、リアのハム(L-500)をミックスできるスイッチです。ミックスするか、しないか。ふたつにひとつ。まぁ、単純なON/OFFですね。
ギターを持ったときに下側がONで、たとえば、3WAYセレクタでフロントのハムを選んでるときにONにすると、所謂レスポールなんかのセレクタの真ん中の位置、ミックスポジションの音になります。
3WAYセレクタがリアのときはこのスイッチはどっちだろうと関係無いです。


それから、最後、2つ並んだミニスイッチのうち、トーン寄りの方ですが、これは今まで全く出てこなかった、斜めにマウントされたフロント寄りのシングル(L-290SL)に関するスイッチです。
これは3WAYで、OFF、ON、「ON中のON!」って感じでしょうか。
要は、OFFのときは他がどうであろうと、このピックアップの音は出力されない。
で、ONのときはさっきの2WAYと同じように、他がどの位置だろうと、そこにこの斜めのシングルをミックスできる。
最後に、さっき「ON中のON!」と書いたポジションでは、他のスイッチがどうであろうと関係なく、このピックアップのみの音が出力される、といった具合です。


どうでしょう?
お分かりいただけましたでしょうか。
今のところ、フロントとリアのハムのミックス――3WAYセレクタが真ん中で、2WAYスイッチがONで、3WAYスイッチはOFF――で弾いてる時間が一番長いですかねぇ。
4発載ってるけど、4発同時に鳴らすことはできませんのであしからず。
最大で3発までなら混ぜられますけど。
まぁ、自分で作ったんで、嫌になったらまた回路を変えることもできますし、とりあえず、不便はしてないので、しばらくはこのままでいくつもりです。


ちなみに、トーンはフルアップ・トーンポットってやつになってまして、トーンをフルアップにしてるときは、このポット自体を通らなくなるので、音抜けが良くなる、ってやつです。
って、言っても、普通のトーンポットの状態のこのギターを弾いたことがないので、比較できません…w

*1:って言うか、そもそもは3WAYのセレクタで無理やり接点の真ん中の(両方に接する)位置で止めて、鳴らしてたから“ハーフトーン”って言うんだったと思うんだけど